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プリンスの名作テニスラケット・グラファイトとその歴史

プリンスは1970年代にプリンスクラシックというテニスラケットを販売し一躍有名になりました。
その後80年代にグラファイトというテニスラケットを販売します。
このグラファイトによりプリンスはテニスラケットメーカーとしての地位を確固たるものにします。

 

このグラファイトはテニスラケットの名作の一つと呼ばれている物です。
当時としては珍しい硬いグラファイト(炭素繊維)のフレームで作られています。
実売価格は7〜9万円と他のラケットよりかなり高く、「いつかはグラファイトを使ってみたい」と一般のプレイヤーにとっては憧れの存在でした。
グラファイトを2本持っているだけで、対戦相手を威嚇できるほどのネームバリューがあったとか。すごいラケットでした。

 

グラファイトはアンドレアガシやマイケルチャンも愛用していたことで有名です。
マイケルチャンはグラファイトを使いフレンチオープンのタイトルを獲得しています。
多くのトッププロに愛用されていることもあって、値段は高くても世界中で人気のラケットとなっていました。

 

プリンスはグラファイトの新モデルを今でも販売し続けています。
それでも中古市場ではグラファイトの初期モデルが今だに取引されています。
ラケットの名作と言われるだけはあります。
台湾製の4本緑ラインが入った「4本ライングラファイト」は、ビンテージ物として高値が付いています。
ただし緑ラインが4本入ったものが全てビンテージという訳ではないので、気を付ける必要があります。(まがいものも出回っています)
人気のモデルは今だに10万円近い値が付くほどで、グラファイトには根強いファンがいると実感させられます。

 

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